Hyper-V 仮想マシンでローカルの USB ドライブを使用できるようにすることは、バックアップ作成や大容量データの管理に非常に便利です。しかし、Hyper-V の USB 接続機能は非常に限定されているため、ゲスト OS からローカル USB ドライブにアクセスするには、Hyper-V USB パススルー を設定する必要があります。
この記事では、Hyper-V VM に USB ドライブをリダイレクトする方法を、無料の組み込みオプションと便利なサードパーティソフトウェアソリューションの両方を用いて解説します。
この USB パススルー方法では、USB ドライブをホストマシンから切断(物理的には接続されたまま)し、仮想マシンの SCSI コントローラーに接続します。
メリット:
デメリット:
注意: また、USB ドライブを IDE コントローラーに追加することも可能です。この場合、仮想マシンからドライブを切断する唯一の方法は仮想マシンをシャットダウンすることになります。
「OK」をクリックすると、Hyper-V 仮想マシンのファイルエクスプローラーから、USB ストレージに直接アクセスできるようになります。
データを失わずに Hyper-V 仮想マシンから USB ドライブを安全に切断するには、以下の手順を実行してください:
この方法では、Enhanced Session Mode を有効にすることで、ホストに接続されたすべての USB デバイス(USB ドライブを含む)を Hyper-V 仮想マシンから利用可能にします。
メリット:
デメリット:
注意: Enhanced Session Mode は、Windows 8.1 および Windows 10 ではデフォルトで有効になっています。そのため、次のセグメントをスキップし、USB リダイレクションの設定に直接進むことが可能です。
この設定を適用すると、ホストに接続されているすべての USB デバイスが Hyper-V 仮想マシンから利用可能になります。
リモートデスクトッププロトコル(RDP)を使用することで、VMConnectクライアントを利用せずにUSBドライブへアクセスできます。この方法は、ホストに直接接続されたデバイスやネットワーク上の他のUSBデバイスの両方で動作します。
メリット:
デメリット:
Hyper-VワークステーションにUSBドライブを接続する最も便利な方法は、専用ソフトウェアを使用することです。USB Network Gate は、物理マシンおよび仮想マシンからネットワーク経由で接続されたUSBドライブにアクセスできる高度なツールです。
メリット:
デメリット:
接続完了後の操作
接続が確立されると、USBドライブを仮想マシンに直接接続されているかのようにアクセスして操作することが可能になります。