RemoteFX USB リダイレクション: 完全ガイド

RemoteFX USB リダイレクションのソフトウェアによる解決方法

RemoteFX USB パススルーを簡単かつ信頼性高く設定したいと考えているユーザーには、Electronic Team Inc. が提供する USB Network Gate が最適なソリューションです。このソフトウェアは、RDP を通じてデバイスを転送し、リモートシステム上で物理的に接続されているように見せる設計になっています。ネットワーク接続された任意の USB デバイスにリモートアクセスが可能です。

RemoteFX USBリダイレクションにおけるUSB Network Gateの利点

• クロスプラットフォーム対応
  macOS、Windows、Linux、さらにはAndroidでも簡単にリダイレクションが可能です。
  
  
• デバイスアクセスに制限なし
  リモートデスクトップセッション中、デバイスタイプに関係なく自由にリダイレクトできます。
  
  
• セキュリティ
  高度な暗号化オプションにより、データを強力に保護します。
  
  
• 追加ドライバ不要
  サーバーコンピューターに必要なドライバがインストールされていれば、クライアントPC側で追加のドライバをインストールする必要はありません。
  
  
• 簡単なセットアップ
  ホストからリダイレクトされたすべてのUSBデバイスを即座に確認・制御可能。物理的にクライアントマシンに接続されている場合と同じ機能性を提供します。

Windows 10でRemoteFX USBリダイレクションを有効化する方法

以下の手順に従って、デフォルトで無効になっているRemoteFX USBリダイレクション機能を有効にします。

1. gpedit.mscを実行してローカルで設定を構成する
   クライアントマシンで、gpedit.msc を使用してRemoteFX USBリダイレクションを設定します。

   注意: 中央集中型の設定が必要な場合は、Active Directoryグループポリシーを介してグループポリシーマネジメントコンソールを開いてください。
   
   新しいポリシーを作成して構成した後（以下のスクリーンショットを参照）、そのポリシーをターゲットマシンの配置場所に対応する組織単位（OU）にリンクしてください。

2. 次のパスを開きます:
   コンピュータ構成 \ 管理用テンプレート \ Windows コンポーネント \ リモートデスクトップサービス \ リモートデスクトップ接続クライアント \ RemoteFX USB リダイレクション
   
   
3. 以下のオプションを「有効」に設定します:
   「このコンピュータからの他のサポートされている RemoteFX USB デバイスの RDP リダイレクションを許可する」
   
4. RemoteFX USB デバイスリダイレクションの権限を持つユーザーを指定します。
   
   
5. 「OK」をクリックしてポリシーエディタウィンドウを閉じます。
   
6. ポリシーを更新するために次のコマンドを実行します:
   gpupdate /force

対応OSバージョン:

• Windows 7 Service Pack 1 (SP1) 以降
• Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) 以降

RemoteFX USB リダイレクションの要件

RemoteFX USB リダイレクションを使用する際に最も大きな課題は、その複雑な設定プロセスです。また、以下の条件を満たしている必要があります。

• 対応するRDSセッションホストを使用
  Windows Server 2012、2012 R2、または 2016 を使用していること。
  
  
• Desktop Experience 機能をインストール
  RemoteFX USB デバイスリダイレクションを有効にするには、この機能が必要です。
  
• 対応するVDIデスクトップを使用
  Windows 7 SP1（Remote Desktop Connection 8.1 を含む）、Windows 8.1、または Windows 10 がインストールされた仮想デスクトップを使用していること。
  
  
• RemoteFX対応のクライアントを使用
  クライアントシステムで Windows Workspot client 2.x.x を実行していること。
  RemoteFX対応クライアント（Remote Desktop Connection 8.1 またはそれ以降）が必要です。

これらの要件からわかるように、RemoteFX USB リダイレクション機能を有効にするには多くの条件を満たす必要があります。

RemoteFX USBリダイレクションとは？

RemoteFX USBリダイレクションは、デフォルトのRDPがリダイレクションやパススルーをサポートしない場合でも、RDPセッション内で周辺USBデバイスへのアクセスと制御を可能にする機能です。

RemoteFXは、以下のような高度なリダイレクション機能を補完します：
ポートリダイレクション（例: Easy Print、Plug and Play USBデバイスリダイレクションなど）

Windows Server 2012以降では、RemoteFXはRDPを介したUSBリダイレクションの機能を拡張し、以下を可能にします：

• USBデバイスの動的転送
  USBデバイスをリモートセッションに転送する際、セッション開始時（ホスト接続時）だけでなく、セッションが実行中でも転送可能です。
• 仮想マシンへのUSB転送
  専用GPUが割り当てられているかどうかに関係なく、任意の仮想マシンにUSBを転送できます。
• 複数クライアントから同一仮想マシンへのUSBリダイレクション
  たとえば、異なるクライアントに物理的に接続された複数のUSBフラッシュドライブを、1つの仮想マシン（Windows 8 EnterpriseゲストOS）に転送可能です。各デバイスは分離され、共有されたセッション内でのみ利用可能です。